エアバスは好きなんだが・・・

消えゆく空の職人技 進むジャンボ機ハイテク化 在来機引退、機関士も職種替え
 空の主役ジャンボ機が、パイロット2人だけで運航できるハイテク機種に替わっていく中、機内で複雑な運航システムを職人技で扱ってきた航空機関士が姿を消そうとしている。日本の航空業界で、3人編成の在来ジャンボ機(ボーイング747)が平成21年度末までに役目を終えるためだ。
 航空機関士は、機長と副操縦士が座る操縦席の右後方で、壁一面を占める計器類、スイッチを操ってエンジンや燃料、与圧などを管理している。「わずかな異変に対して、原因を経験から類推していくことなどコンピューターにはまねできない」。日本航空航空機関士、山部義裕さん(54)は胸を張る。
 しかし、昭和50年代後半から、ボーイング767やボーイング747−400型など航空機関士の役割をコンピューターが担う航空機が登場。3人編成のDC10、エアバスA300は国内の航空会社に既になく、旧式の航空機は日航日本貨物航空が持つ在来ジャンボ機計34機にすぎない。
 日本乗員組合連絡会議によると、平成4年に約900人いた航空機関士は現在約270人で、平均年齢は約52歳。在来機の整理に伴い、各航空会社は主に一般職への職種変更を計画しているという。山部さんは「誇りを持っている仕事がなくなるのを『時代の流れ』と考える人もいるが、そう簡単に割り切れない」と心境を語った。
<ソース→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000026-san-soci

数十年前にも国鉄が合理化で機関助士をなくす方針をとりましたが、とうとう航空会社にも波及しましたね。某先生が、「最近の電車はコンピューターで保守するため、事前に人の目や耳で故障が早期発見できないんです」と話していた。
機器への頼りすぎによるトラブルや事故が起きないことを祈るばかりです。